ペーパーNo.17 SS続き。

ペーパーNo.17 SS続き。
本日イベントにて、本orペーパーお手に取って下さった方、ありがとうございます!
えー、イベント真っ直中ですが、今回初P/o/m/e/r/a起動&持ち込み記念(笑)で、スペースでペーパーSSの続きを打ってみました(笑)。QRコード変換して携帯に送る、新しい試み。(年末ペーパーSSプラスαは前後してしまって申し訳ないですが、別途やりたいと思います〜。)
帰りのお供に!と思いましたが、アレですね、帰宅してから読む方のが多いですね(汗)。
そんな訳でペーパーお読み下さった後にでも、下からどうぞ〜☆




ーーーペーパーNo17小話その後。

「・・・」
「・・・」
 しばらく抱き合ったまま、沈黙が流れて。
「・・・気付いたんだろう? 本質の本音は・・・?」
 ロイが肩口辺りから、小さく聞いて来る。
「・・・・・・・・・」
「鋼の」
「・・・・・・・・・今年も宜しく」
「え?」
「今年も宜しく」
「・・・・・・あぁ、宜しく」
 足りていなかった年始の挨拶かと、ロイも返して来た。それから小さく溜息をついて、離れようとした、
「・・・来年も宜しく」
 が、ボソリと早口で言って、彼の袖口を握る。
「え?」
「来年も。ーーー再来年も宜しく」
 ロイが少し驚いたように聞き返して来たのに、再度、今度はちゃんと言った。
「・・・」
「・・・返事は?」
 腕の中からチラと見上げて。
 あぁ、きっと自分の顔は今度は隠しようもなく赤い、筈。
「・・・今年も、来年も再来年も、ずっと宜しく」
 ロイは驚いた顔から段々と、今度は赤い顔ではなく幸せそうな顔で笑った。

 ーーーやっぱり、変わる。
 今年は良い年かもしれない。

−−−
画像はポメラなんですが、たまたま666文字数だったので記念に(笑)。

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